September 27, 2011
チャドンジャメナ売春宿感動紀行
世界放浪日記系 謎の国チャド、チャド航空にて当方MASAKI、チャドの首都であるンジャメナという都市に到着。このチャドのンジャメナも安宿がないということで玄人旅行者の間では有名で、当方MASAKIもこのンジャメナで安宿探しに苦労することになる…。
事前の情報収集でも高すぎる宿の情報や古すぎる情報しかなかったため、到着次第自力で片っ端から安宿を探して回る。空港の近くに中国人のやっている安宿があったので聞いてみたが4万5千CFAフラン(約9千円)もする…。
その後もタクシーに聞いたり見つけた宿全ての金額を聞くも、どこも1万円前後はする。それほどこの国には旅行者が来ないのであり、政府のお金などで来ている人向けの高い宿しか存在しない。
結局空港から街の中心のモニュメントがある辺りまで俺は歩き、しばし休憩する。
↑独裁国家らしい軍のシンボル的なモニュメント。この周辺では軍や警察が多数立っていて威圧感がある。大統領府の前に立っていようものなら強制的に移動させられます。ご注意を!非常にトルクメニスタン系の独裁国のニオイを感じます。
軍や警察の質が一時期かなり悪かったというチャド。こんな国でいきなり野宿はキツイ…。しかし一泊1万円も払ってはいられない。必死にこのモニュメントの近くにいたタクシーや一般人に安宿の存在を聞きまくる。
何人かに聞くも、高いホテルしか知らないと言う。その後、タクシードライバーの一人が安い宿を知っているというのでそのドライバーに賭けることに…。
案の定、そのドライバーは高いホテルに連れて行ってしまう。当然俺は1万円も払わないと先に伝えただろと言う。すると、その高いホテルの人間が安い宿を知っていると言う。その情報を元にその宿に向かうことになる。当然、タクシードライバーとは最初の金額で約束していたのだが、追加料金を請求されるが、こういう国ではそれがむしろ当たり前。なんとか一泊18000CFA(約3600円)もする最低ランクのシャワーすら出ないAURORA HOTELという名の郊外にある売春宿に到着。
↑暑苦しく暗く、設備も最悪で電気も夜にたまにしか通らない売春宿で一泊1万8000CFA(約3500円)ほどとは気が遠くなる…。扇風機も壊れていて万年カチャカチャとうるさい騒音が飛ぶ…
↑当然トイレの水も流れないしシャワーの水も出ないためバケツの水で体を洗うしかない。こんな暑いチャドでこんな非衛生な環境は身体にコタエルが仕方ない。これがこの国の理不尽な現実なのだろう…。
結局、この夜になるとジャンキーと女の怒号や叫び声が響く世界でも最低ランクの宿に4泊しながら俺は中央アフリカ共和国のビザ取りをしてバンギに向かうフライトを待つのであった。
『チャドの生活はハードだ。』 この郊外のオーロラホテルと言う売春宿に泊まっていて、近くの安酒場で知り合ったチャド人の言葉。彼はフランス語が公用語であるこのチャドでも綺麗な英語を話すカナダに留学経験があり、教養のあるMBAホルダーだ。俺は彼と酒場で話すまでチャドに諦めの念しか持てなかった。この5日間、この国のヒドイ生活環境の現実を見てきて、この国を立て直すのはかなり難しいと思った。暑い中、クーラーすら機能しない炎天下でほとんどのチャド人が大した利益にならない路上販売を強いられている現実。そして海外の現実などわからずにこの貧困が当たり前かのような顔をして生きている彼ら。
↑路上でバナナを売るのが日常の女性。靴も履かずにこういう無許可レベルの仕事をしている人の数の方が多いこの国の現状。日本は失業率5%前後だが選ばなければ仕事はある。チャドとなると無許可販売ぐらいしかやれる仕事は本当にない。
はっきり言ってチャドに見込みはないと思っていたのだが、こういった海外経験のあるチャド人ははっきりとチャドの問題点を海外を見た視点でたくさん語ってくれた。ここは何もかもが整備されていなく、インフラもめちゃくちゃ、水道の水も電気すらも通っていない生活。
『カナダは本当に良かったよ。カナダで仕事を見つけようとも考えた。ただ、俺はチャドに戻ることにしたんだ。確かにこの国での生活はハードだが、可能性はある。何もかもが整備されていないんだから、整備されて良くなる方向にしかいかないだろう。』
俺は衝撃だった。ほとんどのチャド人の顔に諦めの様なものすら俺は感じていた。極端な貧富の差が見えるこのンジャメナ。この状況をいかにして良くしていくのか。誰もこんな国を本当の意味で良くしていこうなんて思っていないんじゃないかと俺は思っていた。しかし、この男は違った。本当にチャドを良くしたい…。うまくいっている国に何年も過ごした経験がある上で言っているわけだ。
↑チャドのサッカー場。ちょうど試合をやっていたんだが、終了と同時に客が乱入。警備なんてあったもんじゃない無法地帯。
少なくともこの男は本気でそう思っているようで、俺の様な日本人を見習ってチャドを復興させようと本気で思っているということだった。
話しかけてくるアフリカ人と言うのに俺は最初は必ず警戒する。実はこの男に最初に酒場で話しかけられた時も最初は警戒していた。しかし、俺はこの男と話すことで、こういう国の状況でも海外を見た上でこの国をどうすればいいのか考えているチャド人がいることを知って嬉しくなった。
俺はその男に 俺は思っていた概念を覆された。チャドを先進国に押し上げてくれ!俺は応援するぜ!
と伝えてその酒場を去って売春宿に戻り、明日の中央アフリカ入りのフライトに向けて寝たのであった。 寝ている間もその男の言葉に妙に感動してしまい、涙が出てきた。予想もしないチャドとのお別れの涙だったが人間、こういうひどい国でなんとかしようと頑張っている奴の言葉で涙することもあるんだな…。
正直、見どころもなく軍人だらけのこのチャド、ビザ取りだけで後は退屈な日々だったが、最後の夜にこの男と話をするために俺はこの国に来たのかなと深く感慨にふけった。
↑チャドの路上。モニュメントがたくさんある中をイスラム衣装の黒人がバイクでひた走ります。
今もまだ不安定なチャドだが、俺は応援する!チャドよ!失敗国家から這い上がってくれ!!この国にはチャンスしかない!なぜなら、今現在が最低であり、これ以上、下に下がることはないからだ!
↑ンジャメナの唯一の見物と言ってもいい軍事独裁政権の主張モニュメント。
次回、中央アフリカの首都バンギに当方飛びます。ディープな地域に興味ある旅好きは次回もご期待を!
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この記事へのコメント
なんか色々すごいねw
宿泊にしてもsobeとかないんだろうか・・・
















