世界中の○○人街
July 20, 2016
ポートルイスのチャイナタウン −モーリシャスに住む中国人の歴史−

↑意外と発展していて、綺麗な雰囲気。
「ポートルイスって意外と発展しているねぇ」
「まぁね。観光客も増えているし、最近は中国人の資本も入ってショッピングモールにも中国人の商店が多いわよ」
ポートルイス市内は高層ビルや商店も多く、意外な発展ぶりだった。そんな中、チャイナタウンが歩いていける範囲にあるというので世界遺産からそのままチャイナタウン方面に向かうことにした。

↑チャイナタウンではお決まりのストリートだ。鐘楼があってその中に中国人の商店が並ぶ構造。 普通の生活雑貨店やら飲食店などがある。
「モーリシャスにもチャイナタウンなんてあるんだねぇ。ここでご飯でも食べようか」

↑アフリカを旅する上で中華料理屋の存在は大きい。複数の中華系飲食店があり、物価も安めなのでバックパッカーには助かる存在。
チャイナタウンを散策し、二人で中華屋に入り、チンジャオロースとカレーチャーハンをシェアした。意外にも働いているのは黒人系のクレオール人だった。このギャップもこの国らしい。
「あ〜、お腹いっぱい。あ! 何あれ? ポートルイスってゲームセンターなんてあるの?」
「中華料理はおいしいいわね。 ん? ゲームセンター? 私も知らなかった」
「行ってみよう!」

↑ポートルイスのチャイナタウンの中にゲームセンターがあった。船で運んできたゲーム機を使いビジネスをする中国人がいた。ちょうど写っているのも中国人のおっさん。麻雀とかポーカーやってる絵。不思議な光景。
僕は、ゲームセンター内でストリートファイターを探していた。日本を長く離れていると、どうしても日本のゲームをやりたくなる。たまには波動拳を撃ちまくって飛んできたところに昇竜拳をかましたい衝動に駆られるのだ。長旅をする者ならこの、日本の本やゲームをやりたくなる気持ち、わかってくれるだろう。
「弥是中国人?(あなた、中国人?)」
ゲーセン内でうろうろしてると、ポーカーをやっている中国人に話しかけられた。
おっさんから見ても普段見かけないアジア人がチャイナタウンに現れたので気になったのだろう。
「不是。我是日本人(いいえ。僕は日本人です)」
とっさに答えていた。このおっさんはどう見てもここの住人のようだ。難しい中国語を早口でしゃべるので英語に切り替えてみたら、やはりこのおっさんは昔からポートルイスに住んでいるということだった。
「わしは昔からここに住んでいる広東人だよ」
中国人はどこ出身かと聞くと、「〜人」と返してくる。聞くとインド人が19世紀にモーリシャスに来る時に中国人の先祖も船に便乗してモーリシャスに来て、彼らは職人とか貿易のための仕事でここに住み始め、今は4万人ほどの子孫の中国人がモーリシャスに住んでいるという。なかなか凄い事実だった。あまりモーリシャスにいる中国人の歴史など日本では普通、知ることがないだろう。実際にこの中国人経営のゲームセンターにいた初老の中国人から聞く話はなかなか信ぴょう性がある。
「最近は中国も経済が良くなって、観光客も増えたよ。ポート沿いのモールにもたくさん中国人観光客が来ているよ。中国からは人が来るのにここで育った中国人は皆、オーストラリアの方に留学に行ったまま帰ってきたがらないんだよ。わしの商店の後継ぎもいなくて困っている。君、ここで働かんか?」
困ったもんだ。こんなところで働けって言われても僕でもオーストラリアに行きたくなるだろう。モーリシャスに住む中国人というのも面白いものだ。当然、断ってゲームセンターを後にした。そのままの流れで港沿いを散策した。

↑よく考えるとレストランには「広東レストラン」があった。広東人が多い影響か。
「結局、モーリシャスを取材するとか言っていたけど、チャイナタウンの取材をしちゃったね」
「あはは。そうだね。これからどうする?」
「どうするって、もうそろそろ遅くなってきたし、マエボールの方に戻ろうかな」
「えっ。なんで!?」
「なんでって……」

↑ポートルイスの港沿いの夕暮れどき
うのは何故か僕が帰るのを嫌がった。その顔には何かが浮かんでいた。
僕はうのの腕を取った。
「そんな女じゃないもん!」
うのは腕を払った。
「なにそれぇ。ここまで積極的にきておいて、ここで拒むかよ……」
「どうしたの?」
「どうもしない……」
「じゃあ、何?」
うのは言った。
「結婚してちょうだい」
「えぇ! うそでしょ!」(もう完全にズッコケ…)
一体、なんでこのタイミングで結婚なんだよ…。 全くその意図がわからなかった。盛り上がってキスシーンとなるぐらいならわかるが、もういきなりここで逆プロポーズって……。ある意味、神田うの似のモーリシャス美女に言われて嬉しかったが、ここでOKしたら僕はどうなるよ。ワクワクしたらどうするよ状態ですよ……。
それこそあの中国人のおっさんの孫みたいにこの島に住むことになるのだろう。世界放浪の旅を中断して、ここに住むって……。でも東南アジアなどではよくある話だ。欧米人の男や日本人がタイ人と結婚してそのまま住み着くパターンはよくある話。でも、このモーリシャスではないだろう。そんな話、旅人から過去に一度も聞いたことはない。最初で最後の新記録だ。イチローの世界記録安打並みの名誉ある信じられない記録となるだろう。
その場で僕は考えた。でも……。
戻ることにした。当然だろう。もうマダガスカル行きのチケットは買ってしまってある。今頃になってキャンセルするわけにはいかない。
↑マダガスカルへの機内からの光景 マダガスカルの大陸が見える。
マダガスカル行きの飛行機は無事にマダガスカル上空へと差し掛かっていた。飛行機の中でふと、うのが言っていた言葉を思い出した。
「ずっと待ってる」
別れ際に、うのが最後に言った言葉だった。モーリシャスというインド洋に浮かぶ小さな島の女に逆プロポーズされて、僕は、複雑な心境のまま旅を続けるのだった。
民族街企画の予定がほとんどアバンチュール紀行になっちゃいましたが、まだまだ旅の連載はアフリカを北上してアジア方面へと続いていきます。次回をお楽しみに。 旅が仕事 世界一周BLOG

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April 26, 2010
ドイツ最大の日本人街インマーマンストリート



↑他の海外旅行サイトや世界一周サイト、現地情報サイト

↑インマーマン通りの表示。穿かせるオムツみたいな名前してますけどこのインマーマンストリートこそドイツの中の日本の植民地的存在である日本人街であります。

↑デュッセルドルフ駅の光景。ここを出てまっすぐ進むとインマーマン通りがあります。すぐに日本語の表示で気づけます!

↑この写真を撮るおっさんの銅像を越えてまっすぐ進むと右側一体にインマーマンストリートがあります!

↑この通り、日系の居酒屋やレストランが並んでます。夜に行くと日系企業のおっさんが日本と同じように仕事帰りに一杯やりながら会社の愚痴なんぞをいいながらビール飲んでます。日本そのものです!

↑通りのちょうど真ん中にHOTEL NIKKOというホテルがあり、床屋やらカラオケ、ちょっとしたバーなどが揃っています。

↑日本館なるお高い料理屋もあったのだが、この不況で日本企業が撤退している影響でつぶれたようです。日本企業はデュッセルドルフ市に多大な税金を納めているのにつぶれるなんて悲惨な結果です。ドイツとしても日本企業をどんどん誘致して税収を狙っているとのことだが日本人から取り過ぎなんじゃないでしょうかね。。。

↑前まであったというデュッセルドルフ三越もつぶれてました。看板だけさみしく残っていました。JALの経営破たんでどんどん大きな日系企業がつぶれていきます。

↑さんくすプラザというビデオ屋があり日本のテレビなど見れます。2階にちょっとした掲示板みたいなものがあり空き部屋情報や物の売買情報などが貼り付けてあります。

↑このような情報が拾えます。その他、ドイツの日系フリーペーパーも置いてあるのでこれも必見です!フランクフルトやベルリンの方の情報も入った空き部屋情報や仕事情報などがそのフリーペーパーから手に入ります。
このインマーマン通り。まさに日本社会の海外版であります。ニューヨークやロサンゼルス、ペルーリマ、ボリビアサンタクルス、ブラジル、ミラノ、フランス、ロンドンの日本人街と比較するとNYやLAに比べて駐在員率が高く、ブラジルの古臭さに比べると日系美容室など多数ありそこそこ便利で、ロンドンやパリに比べるとちょっと規模が小さいかなってところです。
ブラジルにいる日本人ほど古い日本のことしか知らないお年寄りだらけということはないですが、どちらかというと当方の感覚だと堅い日系社会と言うか、駐在員中心の日本人街だなと感じましたね。
若いアーティスト系もいるにはいるようですが、そういう人はベルリンにいて、バリバリドイツ語で生活して仕事したい人はフランクフルトにいるようです。
ここのポイントは、日系美容室など多数ある点。デュッセルドルフからベルギーやオランダも近いため、日本人に髪を切ってもらうために各地から遠征してくる人も多いようです。

↑この通り日系カラオケあり。ボックスもあり、そうじゃないキャバクラみたいな会員制クラブみたいなのも存在します。日本の駐在オヤジどもがその店でやりたい放題やっていると現地にいる日本人に聞きました。笑
それにしても、ホテルニッコーの地下のカラオケクラブにはびっくりでしたね。ここまで駐在オヤジ達のための環境がコンパクトに詰まっているとは笑わせてくれます!!
−ドイツ日本人街インマーマン通り−
・デュッセルドルフ中央駅下車後まっすぐ進むと右手一体に日本語表記の店が多数あるのでわかります。
・日本のラーメンが9ユーロ前後で食べれます。
・美容室もあり50ユーロ前後からで切ってもらえます。外人に切られて失敗した経験がある方はここまで来る価値あります!店の数も多いです!
・日系フリーペーパーが手に入るため情報収集にも使えます
・日系書店もあり、地球の歩き方やその他各国語の勉強本屋や日本のマンガなども手に入ります。ただし、値段は高い!